ホームに戻る

Kindle用の電子書籍サンプル

試験的に作成したKindle用の電子書籍を置いておきます。
ほしい方はご自由にダウンロードしてください。 * 本の表紙をクリックでダウンロードできます.
ページ数については、文庫本(またはペーパーバック)でのおおよその目安といった数字です。

日本語の本は、すべて縦書き&ルビに対応しました。
また、本を自分で編集したい人用に、EPUBファイルも置いておきます。

何を読めばいいのか判断のつかない人は、とりあえず 『半七捕物帳』 がオススメ。

* amazon.co.jpで販売されている電子書籍については,このサイトおよび管理者とは一切関係ありません. (念のため (^^;)


Mohican
The Last of The Mohicans  James Fenimore Cooper (英語 370ページ)

邦訳 『モヒカン族の最後』 として知られる、独立前のアメリカ開拓時代を描いた小説です。
18 世紀半ば、アメリカ大陸では英仏が覇権を争い、インディアンの部族をも巻き込み三つ巴の戦いを繰り広げていた。父親のいる英軍ヘンリー砦に向かった姉妹と 護衛ヘイワード少佐の一行は、ヒューロン族のガイドにだまされ森の中で迷ってしまう。そこで運良く出会った(インディアンに育てられた)白人猟師ホークア イとモヒカン族親子の助けを得て先に進む一行だったが、その前途にはさらなる困難の数々が待ち受けていた。
 * 本書は Newell Convers Wyeth のカラー挿絵入り.

 ◆ Kindle版  ◆ EPUB版
Haggard01
洞窟の女王/ソロモン王の寶窟
  H・R・ハガード/平林初之輔 訳 (619ページ)

アフリカを舞台にした冒険小説の古典、H・R・ハガードの代表作2篇を収録したものです。
ロマンス色の強い「洞窟の女王」、波乱に富んだ冒険を描いた「ソロモン王の寶窟」、毛色の異なる作品はそれぞれに読者を魅了する面白さ満載です。(ただし本書は完訳ではありません)

また(英語ですが)本書の続編も、下の「She & Allan」にまとめました。
本書の全文&原文の確認、または続編を読んでみたい人などはどうぞ。

テキストは物語倶楽部で公開されていたものをベースに、(たまたま所有していた同書底本を使用し)こちらで新たに校正を行ないました。
誤植の訂正、抜けていた文章の追加、第三・第四水準の漢字対応、ルビの追加など、修正は2000箇所ちかくにおよんでいます。
テキストは正字・正仮名(旧字・旧かな)、改造社(昭和3年)の底本は総ルビですが、本書ではパラルビに変更しました。

 ◆ Kindle版  ◆ EPUB版  ◆ TXT版 (UTF-8/ZIP圧縮)
Haggard02
She & Allan
  Henry Rider Haggard  (英語 1,300ページ)

「洞窟の女王/ソロモン王の寶窟」の本編と続編5作品を一冊にまとめました。
(洞窟の)女王アッシャ・シリーズは、She、Ayesha、She and Allan の3篇。
(寶窟の)アラン・シリーズは、King Solomon、Allan Quatermain、She and Allan の3篇。

女王アッシャと寶窟の主人公アランは、She and Allan という作品で、なんと一堂に会することに。
(ハガードのサービス精神に脱帽)

 1.She (洞窟の女王)
 2.Ayesha (女王の復活)
 3.King Solomon's Mines (ソロモン王の寶窟/ソロモン王の洞窟)
 4.Allan Quatermain (二人の女王)
 5.She and Allan (未訳)

 ◆ Kindle版  ◆ EPUB版
Oz03
Ozma of Oz  Lyman Frank Baum  (英語 挿絵込み 200ページ)

オズの魔法使いシリーズ3作目の作品です。邦訳は 「オズのオズマ姫」 。
挿絵のきれいさに惹かれKindle書籍にしてみましたが、内容もけっこうおもしろそう。
オズ・シリーズの中でも、上位に入る人気作品なのだとか。
 * Project Gutenberg で公開されていたものを読みやすく修正しました.


 ◆ Kindle版  ◆ EPUB版
Wharton01
Edith Wharton Selected Stories  Edith Wharton  (英語 880ページ)

日本ではあまり知られていない作家イーディス・ウォートンですが、映画 「エイジ・オブ・イノセンス」 の原作者と聞けば、心あたりのある人も多いのでは。
本書には、この作家の代表作4編を収録しています。
  1. ETHAN FROME
  2. SUMMER
  3. The House of Mirth
  4. The Age of Innocence
 ◆ Kindle版  ◆ EPUB版
Christophe
ジャン・クリストフ  ロマン・ローラン / 豊島与志雄 訳 (文庫4冊 2,200ページ)

『レ・ミゼラブル』 が気に入ったため、同じ訳者のもうひとつの大作もKindle本化しました。
孤高の音楽家ジャン・クリストフの生涯を描いた、重厚な大河小説です。
  人は幸福ならんがために生きてはいない。予が掟(おきて)を履行せんがために生きているのだ。
  苦しめ。死ね。しかし汝のなるべきものになれ―― 一個の人間に。

表紙絵は、ドイツロマン派を代表するダーヴィト・フリードリヒの作品。
Watzmannという実在する山ですが、この作品の心象風景に相応しいと感じ採用しました。

 ◆ Kindle版  ◆ EPUB版
Miserables
レ・ミゼラブル  ビクトル・ユーゴー / 豊島与志雄 訳 (文庫4冊 2,100ページ)

舞台・映画化など、引っ張りだこのこの作品。
でも、実は原作を読んだことがないという人も多いのでは。
(かく言う自分もそのひとり)
というわけで、映画を見に行く前に原作を読んでみようと思い立ち急遽Kindle本化。
  *注. 挿絵入りなので少々ファイルサイズが大きくなっています.

 ◆ Kindle版  ◆ EPUB版
Jumoku
樹木とその葉  若山牧水

牧水の随筆と短歌と旅行記をまとめたものです。
当時の旅行は汽車と徒歩が一般的だったこともあり、草鞋で一日十里(40Km)を歩きとおす牧水の健脚ぶりには感心させられます。
当時の人の交流や山奥の光景などなにか懐かしく、自分もどこかへ旅したい気分に。

 ◆ Kindle版  ◆ EPUB版


LotusLand
In Lotus-Land Japan    Herbert G. Ponting  (英語 ファイルサイズ21MB)

英国の写真家ポンティングの日本滞在記です。
邦訳 『英国人写真家の見た明治日本』 長岡祥三訳 (講談社学術文庫) がひじょうに面白かったため、翻訳版で約半分カットされた残りの文章も読みたくなり、Internet Archiveのデータを元に電子書籍を作成しました。

元データにあった文字化けはかなり修正しましたが、校正までは行なっていないため、全体的に誤植が残っている可能性があります。

著者のポンティングは、スコット南極探検隊に同行したことでも有名な写真家。
南極で撮影した彼の映像は映画フィルムでも残されており、The Great White Silenceというタイトルで2011年には劇場公開され、その後DVD化もされています。

本書については、掲載写真が多いこともあり以下にネット版も公開することにしました。
    ◆ In Lotus-Land Japan  (HTML版)

hanshichi
半七捕物帳  岡本綺堂 (文庫6冊 2,500ページ)

捕物帖の原点ともいわれる時代劇の名作。
大正初期に書き始められたこともあり、江戸の風物や地理、それに江戸弁の科白まわしには定評があります。

作者の岡本綺堂は、劇作家として名を上げましたが、新聞記者時代には勝海舟を訪問したこともあるのだとか。

あとがき代わりに、『「半七捕物帳」の思い出』、『半七紹介状』 2編の随筆も収録。

 ◆ Kindle版  ◆ 旧Kindle用 横書き  ◆ EPUB版
Yoakemae
夜明け前  島崎藤村 (文庫4冊 1,500ページ)

木曾路はすべて山の中である――ではじまる冒頭の一節は記憶にある人も多いはず。
現在でも、岐阜の中山道沿いを訪ねると、馬籠、妻籠、奈良井など古い宿場町が昔のたたずまいを残していることに驚かされます。

実は、この作品を読もうと思ったのも、それら旧中山道の宿場町を訪れたのがきっかけ。

 ◆ Kindle版  ◆ 旧Kindle用 横書き  ◆ EPUB版
Chikuma
千曲川のスケッチ  島崎藤村 (文庫1冊 200ページ)

藤村初期の作品。
まだ散文を模索しているかのような書簡形式の文章は、自信に満ちた最晩年の 『夜明け前』 とは、また違った魅力があります。
明治の田舎の風景、それに人々の暮らしぶりや交際には、どこかなつかしさを感じます。

短い文章の集まりなので、寝る前の読書、あるいは旅行のお供に最適かと。

 ◆ Kindle版  ◆ 旧Kindle用 横書き  ◆ EPUB版
daibosatu
大菩薩峠  中里介山 (文庫20冊 9,000ページ)

現代の小説を読みなれた人には、かなり毛色の変わった作品に感じられるかも。
講談のような「ですます調」の文体、冷酷で得体の知れない主人公。
作者の他界により未完に終わった作品ですが、作者が生きていたとしても、はたして完成したかどうかわからないような小説です。

何度も映画化された作品というだけあり、決して退屈な小説ではありません。
完読できるかどうかは、時間との勝負といったところでしょうか。

松岡正剛氏の千夜千冊にも取りあげられているので、興味のある方はそちらもどうぞ。

 ◆ Kindle版  ◆ 旧Kindle用 横書き  ◆ EPUB版



ホームに戻る